おしゃれなモノクロ写真を撮る5つの方法 【作例あります】

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5つの方法で、おしゃれなモノクロ写真を撮ってみましょう。

おしゃれなモノクロ写真を撮る5つの方法

  • 撮影時からモノクロモード撮ろう
  • ましかくで写真を撮ってみよう
  • トイカメラで撮ってみよう
  • いらないものを写り込まないようにしよう
  • 人物が写り込まないようにしよう

おしゃれなモノクロ写真

なぜかモノクロ写真がおしゃれに見えます。その理由はいくつかあります。
モノクロ写真は、色の情報が省かれ、画像の情報がシンプル化される効果があります。それによって、被写体や構図などの重要な要素が強調され、写真のメッセージ性がより明確になります。明暗のコントラストが強調され、被写体の表情や質感などが際立ち、写真の印象を強めます。
また、モノクロ写真はクラシカルな美しさがあります。色のない分、カラー写真よりもシンプルでもあり、写真本来の美しさを強調します。
さらに、ノスタルジックな雰囲気や、ドラマティックな雰囲気を表現するのに適しています。
これらの理由から、モノクロはおしゃれな写真に見えます。

おしゃれなモノクロ写真を撮るには、おしゃれな被写体を選ぶのはもちろんのこと、次の5つのコツでおしゃれ度がアップします。

おしゃれなモノクロ写真を撮る5つの方法

撮影時からモノクロモード撮ろう

LEICA M8, VOIGTLANDER COLOR-SKOPAR 21mmF4 作例
LEICA M8, VOIGTLANDER COLOR-SKOPAR 21mmF4
作例

ファインダーではなくデジタルカメラの液晶画面を見ながら撮るときは、モノクロの仕上がりがイメージしやすいように最初からモノクロモードで撮影しましょう。
カラーがモノクロになったときに鮮やかさが意外と暗く落ち込んだり、グレートーンが同じで重なり合ってしまうことがあります。
目の前の景色の彩がどのようなグレートーンに変わるか液晶画面と見比べて訓練しておきましょう。

ファインダーで撮影する時はカラーモードになりますが、RAW形式で撮っておいて、Lightroomなどのプロファイルを使ってパソコン上でじっくりモノクロに仕上げます。撮影時のフィルターワークや、印画紙へのプリンワークと同じ作業が、パソコン上で行えます。

ましかくで写真を撮ってみよう

Rolleiflex 2.8E (Planar 80mm f/2.8), ILFORD HP5 PLUS作例
Rolleiflex 2.8E (Planar 80mm f/2.8), ILFORD HP5 PLUS
作例

ましかくな写真はおしゃれ度が上がります。
画像のまわりに黒い枠をつけてみましょう、さらにおしゃれ度があがります。この黒枠はもともと印画紙へノートリミングでプリントしたきに、カットの周りの未露光分が黒い枠となるものでした。ネガキャリアのコマサイズをわざわざ大きめに削ったりして黒枠を出していましたが、今では画像編集ソフトで簡単に黒枠を付けられるようになりました。

トイカメラで撮ってみよう

ILFORD SPRITE 35-II,ILFORD HP5 PLUS 作例
ILFORD SPRITE 35-II,ILFORD HP5 PLUS
作例

トイカメラは雰囲気のある写真が撮れます。
また、トイカメラの設定が固定されているので露出やピント合わせに手を取られることなく、シャッターを切ることに集中できます。

このイルフォード スプライト 35-IIはトイカメラと侮れないほど、よく写ります。画像の周りは外側に流れていくような像になっていますが、中心部は意外と鮮明に撮れます。

以下の記事では「ILFORD イルフォード Sprite 35-IIでフィルム写真を撮る」についての解説で作例もありますので、こちらの記事もぜひ併せて読んでみてください。

いらないものを写り込まないようにしよう

Leica M4-2、MINOLTA M-ROKKOR 28mm 1:28
作例
残念ながら右下に”高さ注意”という張り紙が写りこんでいた

キャプションにもあるように、”高さ注意”という張り紙が写りこんでいます。撮影時には気が付いていましたが、モノクロにすると目立たないかなと思っていましたが、異国な雰囲気の写真に漢字は不似合いでした。
ごみ、捨て看板、注意書きなど写真の雰囲気を壊してしまいます。前に寄ったり、構図をずらして写したい不要なものが写りこまないようにしましょう。

人物が写り込まないようにしよう

ILFORD SPRITE 35-II,ILFORD HP5 PLUS 作例
ILFORD SPRITE 35-II,ILFORD HP5 PLUS
作例

人物が写りこむと生活感が出て、雰囲気が無くなってしまいます。また、トラブルの原因にもなります。
このカットもトイカメラのイルフォード スプライト 35-IIで撮ってます。
写真上部にはもっと空の空間を入れてシャッターを切ったのですが、右側に雰囲気には合わない人物が写りこみ、仕方なくトリミングしました。それで、空に余裕のない構図になってしまいました。
トラブルを避けるためにも、やはり人物は写りこまないようにするのが無難です。写りこんだ人物は後ろ姿ではあり、画像も流れて不鮮明ではありましたが、やはり迷惑をかけられないのでトリミングしました。
ただ、メイン要素ではなく構成要素のひとつとして人物があるとドラマチック感がでることもあります。人物を入れたいときは、許可を取る、顔など人物が特定されないように配慮しましょう。

プラスもう1つ

LEICA M8, VOIGTLANDER COLOR-SKOPAR 21mmF4作例
LEICA M8, VOIGTLANDER COLOR-SKOPAR 21mmF4
作例

モノクロ写真に限らないですが、構図を斜めにすると”かっこさ”が上がります。
撮るときに斜めの構図としてシャッターをきってください。後から画像編集アプリケーションで斜めにしても、不安定な構図になります。

まとめ

上記の5+1のコツと、ひと工夫を加えて自分らしい個性のあるモノクロ写真を撮ってみてください。

以下の記事では「おすすめのモノクロフィルム」についての解説で作例もありますので、こちらの記事もぜひ併せて読んでみてください。

また、以下の記事では「iPhoneで簡単にモノクロ写真を撮る方法」についての解説で作例もありますので、こちらの記事もぜひ併せて読んでみてください。

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