モノクロ写真をモノクロフィルムで撮ってみたいけど、どのフィルムを選んでいいか分からないというお悩みはないでしょうか?
そこで、初めてのモノクロフィルム選びについて記事にしてみました。
おすすめのモノクロフィルムは?
イルフォードXP2 SUPERがおすすめです。
- カラーネガフィルムと同じC41カラーネガ現像処理ができる黒白フィルム。
- 街の一般写真屋さん現像処理が可能なため、当日受け取りや同時プリント、データ化などのサービスが受けられます。(XP2 SUPERの現像処理に対応していない写真屋さんもあります。事前に写真屋さんに確認するなどご注意ください)
イルフォードXP2 SUPERでこのような写真が撮れます
関連記事
この記事では、おしゃれなモノクロ写真の撮り方について紹介しています。 5つの方法で、おしゃれなモノクロ写真が撮れるようになれるので、是非ご覧ください。
イルフォードXP2 SUPERはこのようなモノクロフィルムです
イルフォードXP2 SUPER使うメリットは
このフィルム現像の方法は、C-41と呼ばれるカラーネガフィルムと同様の処理で行われるため、即日仕上げなどのスピード仕上げに対応している街の写真屋さんで手軽にフィルム現像ができます。同時にプリントやデータ化サービスもすぐに受け取ることができます。
一般的なモノクロネガフィルムの現像は、カラーネガフィルムとは現像処理が異なり、そのためにモノクロフィルムを現像できる写真屋さんは減少しています。また、受け付けていても外注に回すことが多いため、仕上がりに一週間前後の時間がかかり、カラーネガフィルムよりも割高になることがあります。
もちろん、本来のモノクロフィルムの良さを得るために時間と費用をかけるのも良いことです。
しかし、撮った写真は早く見たいものです。この手軽に現像できるメリットを使わない手はないと言えます。
特徴
超微粒子かつシャープな高感度モノクロフィルム”イルフォードXP2 SUPERは”は、広い範囲の明るさの被写体に対してもハイ・ライトからシャドーまで、優れた結果が得られます。さらに、ラチ・チュードが広く撮影しやすいため、多様な被写体に対して使用することができます。また、非常にシャープで優れたネガコントラストが得られるため、細部まで鮮明な写真を撮影することができます。
このフィルムはC-41タイプの処理プロセスで現像できるため、カラー写真を現像するときと同じ方法で現像することができます。また、一般的なモノクロフィルムと同様にモノクロペーパーに焼き付けることができます。
ベストなシャープネスと粒状性のバランスは、EI400の感度設定で得られます。また、オーバー露光した場合はより良い粒状性が得られるため、一般的なモノクロフィルムとは逆になります。一方、アンダー露光の場合でも、画質の低下を最小限に抑えることができます。
現像処理
イルフォードXP2 SUPERは、ISO400で撮影することで、全体的に最高品質の写真を得ることができます。より粒状性が要求される場合はE200から、より高感度が要求される場合はEI800までと範囲で撮影が可能です。E150で最も良い粒状性を得ることができます。
また、露光条件にかかわらず、常に標準のC-41処理を行うことで、写真の品質を維持することができます。
幅広いラチチュードは、不注意にオーバーまたはアンダーの露光を行った場合に有効です。
露光設定
イルフォードXP2 SUPERは、すべてのメーカのカラーネガフィルムと同じ処理で現像できます。
一般のモノクロフィルムのように増感現像をしても有効な効果は得られません。ただし最大EI800まで設定可能で、しかも標準処理で現像が可能です。
一般的なモノクロフィルム現像は行えませんので注意が必要です。
まとめ
イルフォードXP2 SUPERは、手軽にモノクロ写真を撮影するのに最適なフィルムです。
従来の一般的なモノクロフィルムで撮影する場合とは異なり、片意地張らずに撮影できます。
フィルムをデジタイズして、パソコン上でモノクロプリントワークを楽しむこともできます。
お気に入りのフィルムカメラにイルフォードXP2 SUPERを詰め込んで、写真撮影に出かけましょう。
関連記事
余暇としてのモノクロフィルム撮影Rolleiflex実践編【作例あります】
ブローニサイズのXP2 SUPERをRolleiflexで撮影した作例があります。こちらの記事もぜひ併せて読んでみてください。
関連記事
イルフォードのモノクロフィルムはどれを選べば良いでしょうか?イルフォードから一般的なモノクロフィルムが多数販売されています。どのモノクロフィルムを選べばよいか、こちらの記事を参考にしてください。