フィルムカメラでモノクロ写真を撮ってみよう

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フィルムカメラを用いた写真撮影はあまり一般的ではなくなってきていますが、それでもフィルムカメラで撮影されたモノクロ写真には、デジタルカメラでは得られない魅力的な雰囲気があります。
また、フィルムカメラを使用する過程自体にも楽しみがあります。フィルムをセットし、シャッターを切り、現像までの過程をひとつひとつ丁寧に行うことができるのです。
この記事では、初めてフィルムカメラを使用する方でも安心して楽しめるような内容を取り上げています。
この記事を読んで、ぜひフィルムカメラによるモノクロ写真撮影に挑戦してみてください。

写真AC / 作者: KWORKさん

モノクロ写真

Leica M4-2、MINOLTA M-ROKKOR 28mm 1:28
作例

モノクロ写真には、カラー写真にはない深みがあります。色がない代わりに、光と影のコントラストが強調され、被写体の形や質感が際立ちます。また、色彩のない写真は視覚以外の感覚にも訴えかけ、雰囲気や情緒を高めてくれます。
また、モノクロ写真には、どこか懐かしい雰囲気が漂います。それは黒と白の世界が表現されているため、現実世界とは異なる雰囲気を持っていることが一つの理由です。フィルムの粒状性などアナログ感が漂うことが懐かしさを感じさせることが多いのです。
さらに、モノクロ写真は、技術やセンスによって撮影者の個性が色濃く反映されるされます。色彩を使うことができない分、被写体の捉え方や構図、光の使い方など、写真撮影の基本的な要素がより一層重要になります。そのため、写真家の思いや感性がそのまま写真に表れます。
以上のように、モノクロ写真には色彩写真にはない深みや美しさがあり、どこか懐かしい雰囲気を感じさせる魅力があります。また、撮影者自身の思いや感性が反映されるため、技術やセンスを磨く上で欠かせない写真表現であると言えます。

モノクロ写真にフィルムカメラを使う理由

LEICA M4-2 / LEITZ SUMMICRON-C 1:2/40 / ILFORD HP5 PLUS 作例

写真撮影がデジタルに置き換わった今でも、まだまだフィルムの製造は続いています。
そこでモノクロ写真を撮影するにはフィルムカメラを使うことをおすすめします。

フィルムカメラで撮影することの魅力は、撮影から画像仕上げまで自分の手でコントロールできることにあります。フィルムの選択、露出の決定、フィルム現像など、撮影の基本操作を身につけることができます。また、フィルムカメラは操作がシンプルで、絞りとシャッタースピードとピント合わせだけで撮影することができます。
一枚一枚丁寧に撮影することで、自分自身の撮影スキルや感性を磨くことができます。

また、フィルム現像に必要な器具や薬品はまだ手に入り、暗室を用意しなくても手作業で仕上げることができます。

フィルムならではの味わいを再現するためにデジタルで粒状性を付けたりすることでアナログならではの味わいを再現する方法があります。
そこで、フィルムで撮影し、デジタイズしてパソコンで仕上げることで、アナログとデジタルの良いところどりのハイブリッドで写真を仕上げることができます。特にモノクロフィルムのデジタイズは、ネガポジ反転がしやすく、自分の好みの表現に仕上げることができます。

以上のように、モノクロ写真をフィルムで撮ることには、デジタルだけでは得られない魅力があります。撮影から写真仕上げまで自分自身でコントロールし、自分自身の唯一無二の作品を手作業で仕上げることができます。

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フィルムカメラ撮影のコツ

フィルムカメラでのモノクロ写真撮影は、デジタルカメラに比べて難しくなります。しかし、いくつかのポイントを押さえより良い写真を撮りましょう。

まずは試行錯誤することが大切です。フィルムメーカー、フィルム感度、レンズ選びなどの組み合わせを試行錯誤することです。これらを変えて試してみることで、自分に合った組み合わせを見つけることができます。

次に、正しい露出です。カメラの自動露出機能だけに頼らず、単体露出計を使うことがおすすめです。フィルムは露出が2段ぐらい外れてもプリントはできますが、フィルムのラチチュードを超えた領域については、白飛びや黒つぶれという状態になってしまいます。正しい露出で撮影されたフィルムは、白から黒までのグラデーションを最大に生かせ、美しいモノクロプリントを得ることができます。

また、シャッターを切る回数が多ければ多いほど上達するということも覚えておきましょう。何度も何度も撮影し、フィルムの現像仕上がり具合やモニター上の画像を確認することで、自分自身がどのような撮影方法を好むかを見つけだすことができます。

フィルムカメラでのモノクロ写真撮影は、独特の味わいと発見があるため、撮影に挑戦してみる価値があります。自分が思い描いた画像を得られたときの達成感は格別です。
ぜひ、楽しい撮影を体験をしてください。

まとめ

フィルムカメラでのモノクロ写真撮影には、奥の深い魅力的があります。フィルムカメラで撮影することで、自身のスキルや感性を磨くことができるとともに、フィルム現像、デジタル上のプリントワークの過程も楽しめます。
モノクロ写真は技術やセンスがダイレクトに反映されるため、写真撮影の基本要素を学ぶ上でも重要です。
フィルムカメラはシンプルな操作であるため、安心して楽しむことができます。
モノクロ写真にはフィルムカメラを使用することをおすすめします。

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