フィルムをデジタル化する時にはフィルムデジタイズアダプターを使いましょう

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フィルムをデジタル化する時にはフィルムデジタイズアダプターを使うと作業がはかどります。
フィルムデジタイズアダプターには使う3つのメリットがあります。

  • カメラとフィルムとの平面性を保つことができます。
  • 外側からの光の遮光を防ぐことができます。
  • シャッターブレを防ぐことができます。

フィルムデジタイズアダプター ES-2はホルダーに35mm判フィルムを固定して一眼レフカメラで撮影し、手軽にフィルムをデジタルデータ化できるアダプターです。ホルダーはストリップ状フィルムでもスライドマウントしたフィルムにも対応しています。
フィルムをデジタル化するために必要機材は、普段撮影で使っている機材ですぐに始められます。
そして、このフィルムデジタイズアダプターES-2があれば劇的に作業がはかどります。

フィルムデジタイズアダプター ES-2

ニコンから出ているこのフィルムデジタイズアダプターはフィルムデジタル化のための便利な製品です。
三脚やコピースタンドを使ってデジタル化することよりも、得られるメリットがあります。それは、フィルムを撮影する場合のフィルムとの平面性を保つことが手軽に簡単にできることです
また、コピースタンドを使った場合は大きな機材であるため設置する場所を確保する必要がありますが、フィルムデジタイズアダプターはレンズの先端に取り付けるためコピースタンドや三脚が不要になります。
ぶれを防ぎ、外側からの光の遮光を防ぐことができます。
次に、撮影時のブレを防ぐことができます。スキャン時は絞りをf8辺りまで絞りこんで、感度はISO100とするために、シャッタースピードがとても遅くなります。フィルムとカメラ本体が一体になっているためにぶれが生じにくくなります。
最後に、明るい場所でスキャンできます。コピースタンドや三脚を利用する場合はフィルム面に他の照明が映り込むのを防ぐため部屋を暗くしたり、カメラやフィルムを黒い布で覆う必要があります。しかし、ES-2ではレンズ先端からアダプターまでがフード状になっており、他の照明が入り込まないようになっているため、明るい部屋でデジタイズすることができます。

フィルムデジタイズアダプター ES-2を使うデメリット

ES-2を使うデメリットもあります。
それは、フィルムホルダーが一コマサイズと同じサイズになっており、フィルムの未露光部分を取り入れることができません。この未露光部分はLightroomなど編集アプリケーションでホワイトバランスをとるために必要です。この点では旧製品のES-1だと、1コマより一回り大きくした自作のフィルムフォルダーを使うことができます。
次に、35mmフィルムサイズに限られます。ハッセルブラッドやローライフレックスで使われるブローニサイズのフィルムをセットすることができません。ブローニサイズのフィルムをデジタイズする場合は、ライトボックスに置いたフィルムを三脚やコピースタンドで撮影する方法を使います。

Nikon D850、D780はネガポジ変換への強い味方

ネガポジ変換は手間の手間のかかる作業です。特にカラーネガフィルムのネガポジ変換は色合い調整などの作業が手間がかかります。
もし、お使いの一眼レフがD850、D780の場合はネガフィルムデジタイズ機能を使ってください。この機能を使えばカラー・モノクロネガフィルムを自動的にポジ反転することができます。画像はJPEGフォーマットとなります。ただ、RAWフォーマットに対応していないのは少し残念です。

まとめ

まずは手元にある機材を利用して、フィルム資産をデジタル化してみましょう。フィルムのデジタル化の楽しさを感じられたら、フィルムデジタイズアダプターES-2の購入を検討しましょう。

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