LightroomとLightroom Classic の違いについて解説します。
違いを理解して、自分にあった方を選び方をしましょう。
LightroomとLightroom Classicの5つの違いについて
Lightroom |
Lightroom classic | |
作業する場所 | デスクトップ、モバイル、web | デスクトップのみ |
オリジナルの場所 | クラウド上 | ローカルのハードドライブ |
ファイルのバックアップ | 自動 | なし |
使いやすさ | だれでも使用できる | エキスパートのフォトグラファー向け |
写真の整理と検索 | 自動タグ付けとインテリジェント検索 | キーワード入力 |
作業する場所
まずは作業する場所の違いです。
Lightroomはデスクトップだけでなく、モバイル、webでも使えます。モバイル環境ではスマートフォンやタブレットに対応したアプリケーションが用意されています。ブラウザ上で使えるweb版もあり、この場合はアプリケーションのインストールなしで使うことができます。
一方、Lightroom Classicはデスクトップのみとなり、スマートフォンやタブレットなどのモバイル環境では使うことができません。
作業する場所ではLightroomにメリットがあります。通信環境とデバイスがあればどこでも使うことができます。Lightroom Classicはインストールされたパソコン環境のみとなるため、作業できる場所の制限が出てきます。
オリジナルの場所
次はオリジナルの場所の違いです。Lightroomではクラウド上、Lightroom Classicのローカルのハードドライブとなります。
Lightroomではモバイル環境があればデータを保存することができ、また、データを持ち出す必要がありません。ただし、データ量にの増大に応じて追加料金がかかります。
一方、Lightroom Classicはデータが増大しても接続ドライブを増やすことで対応できます。ただし外付けドライブにした場合ではノートパソコンでもあっても機動性に欠けます。
ファイルのバックアップ
3番めはファイルのバックアップ方法です。Lightroomではクラウド上で自動にバックアップが取れ、Lightroom Classicでは手動でバックアップを取る必要があります。
ローカルドライブの破損の心配や定期的な手動のバックよりも、安全にしかも自動的にバックアップをとれることは大きなメリットとなります。
使いやすさ
4番面は使いやすさです。Lightroomは初心者からでもだれでも使用でき、Lightroom Classicは熟練したエキスパートのフォトグラファー向けとなります。
Lightroomは基本的によく使う機能をシンプルにわかりやすく配置されています。バージョンアップ等で機能も追加されきています。
一方、Lightroom Classicでは従来の操作方法で、突き詰めた編集・補正ができます。また、サードパーティ製のアプリケーションで機能を追加することもできます。
写真の整理と検索
最後の5番目は写真の整理と検索についてです。Lightroomは自動タグ付けとインテリジェント検索、Lightroom Classicはキーワード入力となっています。
写真の構成によって自動的に画像にタグ付けされ、また、顔認証や対象物による検索ができるようになります。
一方、Lightroom Classicでは手動でキーワードを入力します。自力での入力が必要となりますが、”撮影場所”、”撮影目的”、”撮影対象”など自分でわかりやすいキーワードを設定し検索しやすくできます。
Lightroom ClassicとLightroomの3つのプラン
フォトプラン (20GB) |
フォトプラン (1TB) |
Lightroomプラン (1TB) | |
Lightroom | |||
Lightroom Classic | |||
Lightroomモバイル版 | |||
クラウドフォトストレージ | 20G | 1TB | 1TB |
・プランすべてLightroomとLightroomモバイル版を使うことができます。
・Lightroom Classicが必要な場合は、フォトプランを選びます。
・フォトプランには2つのストレージ容量があります。
- フォトプラン(20GB):データをローカルストレージに置く人向き
- フォトプラン(1TGB):データをクラウドに置く人向き
- Lightroomプラン(1TB):Lightroom単体で使いたい人向き
Lightroomがおすすめな人とLightroom Classicがおすすめな人
- データをクラウド保存し、また、バックアップを自動的に撮っておきたい人
- モバイル環境でも使いたい人
- 写真データを手軽に簡単に管理したい人
Lightroomはだれでも使用できる、使いやすさを求めている人向きです。
スマートフォンやタブレットでモバイル環境で画像編集を行いたい人は、データをクラウドに保存されるためLightroomの方が適しています。簡単にバックアップも取れます。
自動タグ付けとインテリジェント検索で楽にデータ管理を行いたい方にも向いています。
- じっくりと突き詰めて写真編集を行いたい人
- 旧Lightroomの操作方法になれている人
- データはローカルに保存しておきたい人
Lightroom Classicはじっくりと突き詰めて写真編集を行いたい人向きです。
また、旧Lightroomの操作に慣れて、同じ操作性で使い続けてたい人Lightroom Classicを使い続けるとよいでしょう。
また、RAWデータなど大量のデータを扱い、クラウドのデータ容量が不安な方は、ローカルに保存するLightroomの方がよいでしょう。
まとめ
今回は「LightroomとLightroom Classicの5つ違い」について解説しました。
Lightroomは、よりシンプルなクラウドで編集、画像管理を求める方に最適であり、Lightroom Classicは、より高度な機能と画像管理能力を必要とする熟練したエキスパートのフォトグラファー向けに最適な選択肢です。
違いを理解して自分に合う方を選んでください。
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