オールドレンズ キヤノン CANON 35mm F2 L39マウント 【モノクロ写真作例あります】

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手元には35mmレンズはSummaron 35mm f3.5の1本のみで、もう1本35mmレンズがあればいいなと思い手に入れたレンズ。同じ画角で異なるレンズで写真を撮ってみたかった。Canon 7に装着して撮影できるようにL39マウントのレンズから選ぶことに。しかしL39マウントの35mmレンズはタマ数が少なく、Nikon製レンズが並ぶぐらいで店頭にはあまり見かけない。

Canon 7 / CANON 35mm F2 I / ILFORD DELTA 100 PROFESSIONAL

そこで偶然見つけたのが今回入手した「キヤノン CANON 35mm F2 I」。このレンズについての事前知識はまったくなかった。絞り値はF2と明るく、鏡筒のデザインが特徴的で、何よりもコンパクトで軽量です。以前手に入れたレンズCOLOR-SKOPAR 28mm F2.8 Aspherical (Type II)のコンパクトさと軽さを思い出させるものでした。ピントリングと絞りリングの操作感も滑らかで、多少のくもりや傷は撮影には影響はなさそうだった。
お手頃な価格も魅力的でレンズを購入することにした。

Canon 7 / CANON 35mm F2 I / ILFORD DELTA 100 PROFESSIONAL
CANON 35mm F2 I Sレンズ主な仕様
発売年月1962年(昭和37年)4月
発売時価格19,000円
レンズ構成(群)4
レンズ構成(枚)7
絞り羽根枚数9
最小絞り22
最短撮影距離(m)1
フィルター径(mm)40
最大径x長さ(mm)x(mm)49 x 28
質量(g)
キヤノンカメラミュージアム https://global.canon/ja/c-museum/product/s40.html より
CANON 35mm F2 I Sレンズ

1962年(昭和37年)ごろの大卒初任給が約17,000円ほどだったので、それを超える販売価格でした。価格を2023年に換算してみると約250,000円もする高価なレンズでした。
人間に例えると還暦を迎えていますが、まだまだ撮影の楽しさを味わせてくれています。

Canon 7 / CANON 35mm F2 I / ILFORD DELTA 100 PROFESSIONAL

キヤノンでは、ライカのバルナック型カメラのマウントを独自の呼び方で「Sレンズ」と称していた。このマウントは「Lマウント」と呼ぶことが一般的。また、「スクリューマウント」とも呼ばれることがあります
しかし、最近にライカやパナソニックが採用したマウントである「Lマウント」と混同を招く可能性があるため、ここではマウントのサイズのΦ39mmを付けて「L39」と呼ぶことにしています。

Canon 7 / CANON 35mm F2 I / ILFORD DELTA 100 PROFESSIONAL

レンズとしては呼び名は何でも構わないが、検索結果には影響を及ぼすことを考え、ライカバルナック型マウント互換のレンズに興味を持つ方々に、こちらの記事を見つけやすくなるようにしている。

Canon 7 / CANON 35mm F2 I / ILFORD DELTA 100 PROFESSIONAL

モノクロフィルム、イルフォードDELTA100 PROFESSIONALを使用して撮影してみた。その結果は、驚くほど素晴らしい画像を得られた。
解像度とコントラストについて、予想をはるかに上回り、特にハイライト部分は輝き、画面から光があふれ出るような印象を受けた。
ここにピント合わせた、と明確に分からせてくれる解像度。
事前の知識なしで手に入れたこのレンズは、期待を超えた性能を発揮してくれました。
このレンズとは思わぬ出会いであり、手に入れてよかったと思わせてくれるレンズです。

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